悠さんち

メモ的な。

小説同人誌の無配やWEB再録を電子書籍形式(EPUB)にしてみるのどうかなという話(作り方編)

電子書籍を買って読む人もずいぶん増えたんじゃないでしょうか。実はこの電子書籍、けっこう簡単に作れますし、市販のものと同様、電子書籍アプリで読むこともできます。

自作の小説ってpixivとかにアップしたり、PDF形式で配布したりすることもあると思うんですけど、電子書籍形式(ePub形式)ならオフラインでも読めるし、アプリの様々な機能(文字サイズや背景の調整、しおりやマーカー、目次からのジャンプ等)を使って読めて便利だと思うんですよね。

参考までに、WindowsPC用の電子書籍リーダーで自作を表示させたところ、こんな感じです。(二次創作にて失礼)

f:id:flowermaze:20171017225747p:plain

EPUBビューア「超縦書」というアプリです。見開きレイアウトで表示中。

f:id:flowermaze:20171017225755p:plain

こちらは紀伊國屋書店が配布している Kinoppy for Windows Desktop というアプリ。iOSAndroidMac版もあって至れり尽くせりです。

どちらも機能がわかりやすいように目次を表示させた状態でのスクリーンショットです。こんな感じで、市販の電子書籍とまったく同じように読めちゃいます。ちょっとワクワクしません?

PC上ではこうした専用ソフトをインストールして読むことになりますが、スマホであれば普段使いの電子書籍アプリや、もともとインストールされているアプリで読むこともできます(読み手が自由に選べます)文字サイズや画面の色も変更可能!

本の形の同人誌もすてきですし、投稿サービスも手軽でいいんですが、読みやすさという点では電子書籍もなかなかのものだと思います。有償頒布については色々議論があると思いますが、無料公開するものであればかなり便利なんじゃないでしょうか。

というわけで、書き手さん向けに作り方の解説と、読み手さん向けに読み方の解説をしてみたいと思います。前置きが長いね。すみません。

書き手さんへ――ファイルの作り方

こちらの無料サービスを利用して作成する方法の解説です。(一太郎でも作れますが、その話はまた別途)

conv.denshochan.com

用意するもの

  1. 小説本文のテキストファイル
    タイトルとか目次とか縦中横にしたい部分とかに決まった書式でマークを付けるとより電子書籍っぽくなります。
  2. 表紙
    なくてもいいけど、あるとかっこいい。pngjpegなど。
  3. ファイル置き場
    DropboxとかGoogleドキュメントとかiCloudとか、サイト持ってる人はもちろんサイトでも。拡張子epubのファイルを置いて、アドレスをアナウンスできればなんでもOK。

順に解説していきますね。

小説本文のテキストファイルを準備する

メモ帳などで、プレーンテキスト(拡張子「.txt」)のファイルに小説の本文を全部入れます。

タイトルはサイトを使って変換するときに別途入力するので、ファイル内には不要。

見出し(章タイトル)から目次を生成

本文がいくつかの章に別れているときは、各章タイトルを半角の # で囲って見だしにします。

# 第一章 #
 第一章の本文テキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキスト。
 テキストテキストテキストテキスト。

# 第二章 #
 第一章の本文テキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキスト。
 テキストテキストテキストテキスト。 

 こんな感じ。

入れ子の見出し

章が入れ子になっている場合(第一章第一節、など)は、下位にいくほど # を増やします。

# ライオンと魔女 #
## 疎開 ##
### かくれんぼ ###
 本文テキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキスト。
 テキストテキストテキストテキスト。

### 洋服だんす ###
 本文テキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキスト。
 テキストテキストテキストテキスト。 

 こんな感じかな。

こうやって章タイトルを設定しておくと、目次を勝手に生成してくれます。

ルビ(ふりがな)

ルビを振りたい文字列を {} で囲み、| で区切ってふりがなを書きます。

{電子出版|でんししゅっぱん}

こういう書き方。

縦中横

半角数字の縦中横はファイル変換時に自動でやってくれるように設定できます。「!!」やアルファベットなどは ^ を前後につけて指定できます。

ドカーン^!!^

こうですね。

リンク

URLやメールアドレスを <> で囲むとリンクになります。ツイッターアカウントも@をつけて<>で囲むとリンクになります。

<http://example.com>
<sample@mail.com>
<@sample12345>

こんなん。

改ページ(ファイル分割)

改ページに従ってダウンロード単位が分割されるので、長い話でもスムーズに読みやすくなります。逆にあまり小分けにしすぎると読みにくいかも。====== と、= を3つ以上続けるとそこで分割します。

その他、いろいろ機能があります。こちら参照。

電書ちゃんのでんでんマークダウン - でんでんマークダウン

編集がおわったら、半角英数字で適当なファイル名を付けて保存します。honbun.txt とか。

サンプル)

www.dropbox.com

表紙を用意する

なくてもいいですが、あったほうが読む人にわかりやすいです。JPEGPNGかGIFの形式で、適当な画像を1枚。サイズは縦4:横3か、縦16:横9の比率が良さそうです。

こういうサービスで簡単に作ってもいいですね。

underthesky.the-title.jp

www.canva.com

CanvaはWeb上で画像が簡単に作れるサービス。解説も色々あるので検索してみてください。

注意!画像はファイル名を「cover」にして保存しておきます。(cover.jpg、cover.png、cover.gifのいずれか)本文ファイルと同じフォルダに保存しておくと、あとが楽です。

サンプル)

www.dropbox.com

変換する

電書ちゃんのでんでんコンバーター - でんでんコンバーター

上でも紹介したこちらのサイトに移動します。

  1. 「アップロードしてね」
    本文のテキストファイルと、表紙のファイルを選択します。(Ctrlキーを押しながらファイルをクリックすると、複数ファイルを選択できます)
  2. 「情報を入れてね」
    タイトルと著者名を入力。
  3. 「ページ送り方向」
    「右から左 縦書き」に変更。
  4. 「お好みでどうぞ」
    「扉ページ」……チェックを入れとくのがおすすめ。かっこいいです。
    「目次ページ」……本文に見出しをつけた場合はチェック。
    あとは基本そのままでいいと思います。色々試してみてね。

入力が終わったら「変換」ボタンをクリック。
ファイルに適当な名前をつけて、適当な場所に保存します。(半角英数字)

アップロードして公開する

ファイルのアドレスを公開できる場所ならどこでもいいので、アップしましょう。Webサイトをお持ちの人はそちらへ。

アップロード、と言われてピンと来ない人は、DropboxGoogleドライブ、iCloud、OneDriveといった無料のオンラインストレージサービスがおすすめ。

私はDropboxをメインで使用中です。

www.dropbox.comDropboxでのファイル公開方法(WindowsPC)

会員登録・アプリインストール後、Dropboxのフォルダにファイルを保存。ファイル名を右クリックして「Dropboxリンクをコピー」とするとそのファイルのアドレスがコピーされるので、Twitterやpixivその他でそのアドレスをお知らせします。

例)https://www.dropbox.com/s/ju8avb9gas0ns3v/soshite.epub?dl=0 
※この記事で案内した方法で作成した自作epubファイルです。二次創作注意。

 

Yahoo!ボックスはヘルプがわかりやすくていいかも。

info-box.yahoo.co.jp例)https://yahoo.jp/box/hh2q69
※同じく、この記事で案内した方法で作成した自作epubファイルです。二次創作注意。

 

使い方はこちら参照↓

みんなにファイルを見せる(公開機能) - ストレージならYahoo!ボックス

 

限定的な日程で公開したいならファイル転送サービスも便利ですね。一時的に使うだけならユーザー登録も不要。パスワードが設定できるサービスも。

www.datadeliver.net

www.filesend.to

gigafile.nu

 

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